走るきのこ
初演・平成3年場所・東芝銀座7「コミック落語会」
何を隠そう私の最初の新作落語です。初めての自由表現の落語。落語としてもちろん言葉を人に伝える事さえ出来ていなかったのです。確かこの時、初めて春風亭昇太師に会う。「東京ラブストーリー」落語版をやってガンガン受けていた。今ではすっかり世話している、いやとても世話になっている。感謝。
ストーリーはキノコがひたすら走り続ける。そこらじゅうのモノをなぎ倒しながら全力で走るきのこ。 何故かロシアから猛スピードでシベリア鉄道を走る。勢いがつきウラジオストックを抜けオホーツク海へ・・・ 太平洋、日付変更線を通りアメリカ合衆国でキノコ雲になったとういうばかばかしいお話。