彦いちのこれまで
とうとう真打に昇進した彦いち。そこからの3年はこちら。
平成15年
<落語会>
・「トリトン寄席」晴海のトリトンで開催するのでトリトン寄席。
・「落語研究会」
・「笑芸人落語会」
・「宇都宮落語会」帰りの電車で志ん橋師匠にいい話をたくさん聞く。
・「末広亭学校寄席」この頃から末広亭にて午前中に中高生の生徒さんを入れて開催する学校寄席に出演。
・「相模湖ピクニックランド」でのお花見落語会が恒例になりつつある。
・「東京国際コメディフェスタ」に出演。初となる英語で落語。それも新作を英語にしているので、トラディッシュコメディと紹介されることに違和感が・・・。勢いで途中アドリブを入れたりしてしまう。
・知人の企画で神楽坂にて演歌の谷本知美さんと落語と演歌の会を開催。ものすごく盛り上がる。
・「中野落語研究会」と題した落語会開催してみる。
・「円朝祭」にて、お客さんが板に書いた嫌いな人や事柄を書く。それを叩き割るという「いたわりの男」!パフォーマンスをやる。
・喬太郎・扇辰・彦いちによる同期の会「心・技・体」開催。いい会だぁ。
・「幼稚園児に落語」子供番組で人気者の神田山陽さん、独楽業師の紋の助兄がやった後にトリで出るという困ったことに。もうぺんぺん草も生えていない。力技落語での最年少記録に挑戦する。
・秋田本庄市で独演会。HPからの依頼。数年続く落語会になった。きりたんぽバンザイ!
・横浜にぎわい座で「横浜で彦いちの噺をきく。」が始まる
・紀伊国屋ホールで独演会
<ラジオ・テレビ>
・落語家ジョッキーで生放送で毎回あたふたする。
・NHKの朝ドラ「こころ」にちょっと出る。本番で小柳ルミ子さんに見入ってしまい台詞を忘れる。
・bay FMでアウトドアのことを喋りまくる。以後いろいろお付き合いさせていだく。
・FM横浜に初めて出演。あまりにもおしゃれなのでドキドキする。
・鹿児島MBCラジオで地元で熱烈な支持を得ている、うねのさんと植田アナに会う。喋りまくる。その後も喋りまくる。
・「真打競演」でバラクーダさんとご一緒。酒がのめるぞぉ~が耳から離れない
・「BS笑点」にレギュラーとして出演。舞台袖に座布団がたくさん用意されていることを知る。
・山梨放送の清水宏さんの番組に何度となく遊びに行く。
・NHKの月曜ドラマで愛川欽也さんと共演。町内の若い人の役。欽也さんと裸で二人っきり。銭湯で愚痴をこぼし、それを聞きながら「オレもさ~」と言うのだが緊張しまくり。
・永六輔さんのラジオに出させていただく。凄みを感じる。
<雑誌・新聞>
「BE-PAL」にて連載中の彦いち道場の肝入りでアウトドア百人一首を始めたが意図するものが読者から届かず、意思の疎通が出来ていない自分に反省しつつ誌面上でアウトドア百人一首を自分で作って一人で遊ぶ。
・落語協会誌「落語の友」にて桂三枝師匠に落語、新作落語の話しをたっぷり聞く。
読売新聞の連載で、様々なスポーツを体験する。フリーダイビングでは伊豆の海にひたすら潜る。他バイクやスポーツチャンバラやゴールドジムへ行ったりともの凄く体力使うのが続いたので、担当さんに次やるスポーツは?聞かれ「百人一首」はどうでしょう?と言ってみる。やってみると疲れることを知る。
・「笑芸人」に何度か登場させていただく。
「ニッカン新聞」で山に登ることに。「これまでにない山のぼりを」と言われ「カヌー登山」を提案。湖と山を楽しむ。山梨の十二ヶ岳を登った後、優雅に精進湖でカヌーを楽しむ・・・ハズが下山後カヌーを漕ぐ元気は残っていなかった。
・「日本カメラ」に掲載。普段読んでいる雑誌でどきどきっす。
<旅・アウトドア>
後々大きな体験として残る「カナダ・ユーコン川下り」に出かける。
「熊でるぞ」とカヌーイスト野田知佑さん、
「ユーコンやビーバー飛び込む水のおと」と作家夢枕獏さん。
ガイドは、「熊?ダイジョウブ!オオカミ?ダイジョウブ! 都会の車の方が・・コワイ!」のポールと僕の4人で300キロを漕ぐ。
・チャーハンのリンさんと知り合いになる。落語に詳しい優しい方だった。
・いつの頃からか獏さんの紹介でイラストレーターで絵師の寺田克也さんと知り 合い格闘技チャンネルを見たりおいしいコーヒーを飲むために入り浸るようになる。すいません。
平成16年
<落語会>
・「新作派による古典落語の会」
・「落語研究会」で猿後家。
・青山ホンダショールームでの恒例となっている新春落語会で前座で高性能ロボットアシモクンが出て、小噺をやる。自社だから実現したのだが、彼に依頼すると考えると、とてつもないギャラになる!?
・SWA(創作話芸アソシエーション)が少しづつ始動する。
先輩後輩でないアイデアをもちよるため背番号制を導入。名前をもじって
1彦いち、2白鳥、3山陽、4昇太、6喬太郎ということに。
これまで自分で創り続ける一方でいろいろアイデアを盛り込み創りこんで行こうと。
・読売銀座落語会
・長崎にて「たい平・彦いち二人会」ちゃんぽん食べた後、本場ちゃんぽんを食べる。
・志らく兄に声かけていただき「N.Y in rakugo」に参加。
英語の小噺と南京玉すだれをやる。同じく参加していた先輩の一琴兄さんと楽屋ではしゃいだら怪我をしてしまう。ごめんなさい。
・岐阜にて「昇太・彦いち二人会」。夜泊まったホテルで非常ベルが鳴る。
誤作動だったことを後で知るが、非常ベルが鳴ったことに気が付かなかった自分が情けなくなる。
・都立大学でやっている非常勤講師。内容は「比較文化論」だったと思う。
話すことが一通り終わったので、学生からたちからの一問一答をやる。盛り上がる。
・夢枕獏さんの新刊「空海」のイベント。紀伊国屋サザンシアター、後半休憩後山陽さんの「空海一代記」と僕の「大師の杵」。開演して袖から二人で見る。開口一番、中沢新一さんが「日本の神は・・・」客席もうなずく。アカデミックな雰囲気にこのままではイケナイ!と山陽さんと作戦を練る。
そしていざ本番へ!
・「盛岡落語会」にて出番前トイレに入ったら頭をぶつけしまい血が出る。慌てるスタッフの中、小朝師匠が「そこから脳みそでちゃわないように」の一言で救われ、そのまま高座へ上る。
・「町田 落語会」柳好兄さんのやっている落語会。兄さんが酒の勢いで「極真会館の道場をひかかしに行こう~」というので全力で止めて叱る。
・SWAクリエィティブツアー安田生命ホール
・SWA大阪公演
・SWA名古屋公演
・SWA山梨公演・ざぶとん亭
・「自己忠臣蔵」喬太郎兄、三太楼兄(現遊雀)、と3人会。それそれが思い思いに自由に忠臣蔵を描く落語会。
・「モロ師岡カウントダウンライブ」。盛り上がりのあまりどの時点で年を越したかわからない
・末広亭で暮れの恒例「正朝師匠、扇遊師匠の二人会」。雪のため遅れてしまう。先に扇遊師匠が高座に上って、マクラで「彦いちにはトリで出てもらいます」と言っていたそうだ。ひぇ~、ひらり謝罪する。外は寒かったが楽屋もお客席も暖かく救われた。
<ラジオ・テレビ>
文化放送にて泣ける話という企画に出演する。プロデューサーが泣きたくなったらとティシュとタオルが用意されている。トラック島の旧日本軍の話しをする
・「笑いがいちばん」出演。落語よりも巨人・阪神師匠をを紹介するコメントの方に緊張する。
・「NHK真打競演」千葉へ。牧伸二師匠が元気に会場もりあげていた。ひろ~い楽屋で文朝師匠と一緒だった。すいかを食べている写真を撮らせていただいた。
・「NHKふれあいホール」
<雑誌・新聞>
「小説宝石」に夢枕獏さんの紹介文を書かせていただくが、お前が誰なんだ?という感じになる。
・楽屋の撮りためた写真と書き下ろしエッセイの写文集「楽写」を刊行。
噺はその場で消えていくが、活字は残るわけで、入魂で一冊を作りあげ初めての著書となる。感慨深く、出来上がるとどんな気持ちになるのだろう?と思ったが、特に変わることない日常は続く。
・「極真館」の盧山館長と誌上対談。極真会館の伝説の人だ。ドキドキする。すてきなそして豪快な方だった。押忍。
・DIME(小学館)で大道塾の加藤さんと護身術掲載。もちろん僕は正攻法ではなく、謝る!または他に気をそらす!などなど。
・東京かわら版にSWAメンバーによるリレーエッセイ「新作日和」
<旅・アウトドア>
・マンタクラブ例会沖縄・渡嘉敷諸島へ
・ロサンゼルスへ。コメディーシアター「ラフファクトリー」に飛び入りをする。
その日のホストがお前ナニ人?と聞き、仕事は?聞き、ではこの偉大なステージでやってみるか?言うと、会場内で拍手がおきる。気が付くとステージへ。片言の英語でたどたどしい小噺をする。その日は地元のシャキシャキのロスっ子の集まり。困ったときの合掌ポーズが受けたのでそれでおしまくる。
初高座以来の緊張だった。
平成17年
<落語会>
・「新春高輪ホテル寄席」
・「東西落語研鑽会」
・「全日空機内放送落語」「日本航空の機内放送落語会」
機内向けのネタを考えなきゃと思っている・・・のだが。。今まで何度か流されているのだが、自分の落語が流れている飛行機に乗れたことがない。たぶん。
・「熊本よかちょろ落語会」山陽さんのお友達が主催者でステキな会。
・「えびす亭」落語と毎回すばらしいゲストとのコラボレーション
ローリーさんの時、ギターを弾きながら小噺、後にNHKでお会いした時ライブでもやってくださっているとこのことで嬉しい。
・「SWAクリエィティブツアー」
・「朝日名人会」
・「円丈ギャグアカデミー」にゲストとして出演するが、円丈師匠に学ぶ。
「彩の国芸術劇場」にて独演会。
・北九州にて開催の「エコフェスタ」に参加し。エコのキャラクターと共にエコを考える。
・高田文夫プロデュース「かさま落語会~桃太郎・彦いち二人会」
・名古屋にて「清水宏・彦いち二人会」
・銀座東京電力・ソコトコタイアップイベント「落語が与えるロハス的笑い」にて独演会。
・SWA年末4DAYSを下北沢「劇」小劇場にて開催。4日間の翌日が自分の独演会が横浜にぎわい座小ホールで開催。5日間ぼろぼろになる。
<ラジオ・テレビ>
・スカパー「さくらチャンネル」にて「今日の自衛隊」に出演。番組の名の通り本日の自衛隊の様子を伝えていた。僕はゲストとしてトラック島に沈む戦艦の写真をみながら話しをさせていただく。
・「ふるさとお国自慢」(鹿児島放送)を3年ほどやらせていただいている。今回の「鹿児島vs福島」の放送でテレ朝系の「ものつくり大賞」という賞をいただく。パーティが開催され偉い人がいっぱいいた。
・「NHKふれあいホール」師匠と二人会だ。こういうのは嬉しいっす。
・「NHK平成落語家ジョッキー」地方公演を行う。
・大銀座落語会が開催される。
・TBSのラジオ中継で初めて喬太郎兄の家へ行く。暖かかった。
・志らく兄の芝居「あ、うん」に出演。芝居はとても大変だということを知る。得るものも大きいことも知った・・・ハズ。
・「ふれあいラジオパーティ」(NHKラジオ)でラジオなのだがスタジオで鍋。
高見恭子さんともりもり食べる。生調理で楽しすぎる生放送でむせてしまう。
・ニッポン放送「ミュージックソン」にてTOKIOの長瀬くんにまんじゅうこわいを披露する。夜中の3時だったので。「本当はこの時間に落語をやるのが怖い」と言う。
<雑誌・新聞>
・「アサヒカメラ」に掲載。普段読んでるいる雑誌ということもあり緊張する。
・「TONE」にSWAので特集が組まれる。つい喋りすぎてしまう。
・「小説すばる」にてSWAのメンバーに夢枕獏さんが落語を書き下ろす。メンバーも一本づつ落語を書き下ろす。それと対談を収録した「楽語・すばる寄席」(集英社)が刊行。
・月刊雑誌「YAJIN」に「これからの人」として大きく掲載される。隣が格闘技プライドの榊原代表だった。この後プライドは、もの凄くなって、吸収合併で彼は引退することになる。僕はスゴイことにもならないが、引退もしない。
・「食楽」(徳間書店)においしい写真とエッセイ。ユーコン川の河原での調理風景を掲載。
・「月刊地球環境」(日本工業新聞社)連載始まる。
・スズキ自動車のエブリーワゴンの宣伝広告。「ワゴン車に乗って楽しく遊んで下さい」という依頼に、後輩丈二くんときく麿くんと一緒に日が暮れるまで本当に遊び続ける。
・「パブリディ」(牧野出版)に彦いちが聞いた楽屋の珍言・名言の連載が始まる
・英語雑誌(学研)にてインタビュー。何かしら喋りすぎて反省。
・雑誌「フリースタイル」へ寄稿。下北沢のことがよく話題になることもあり好きな雑誌。
<旅・アウトドア>
・中国・ウィグル自治区・シルクロード
玄奘三蔵が辿った道・西域南道をカシュガルから敦煌まで各町で宿泊しながらひたすら移動。と言っても車なので体力的にはダイジョウブ・・・・と思ってい た。タクラマカン砂漠はずっとずっとずっと続いていた。
戻り打ち上げは奈良で開催。打ち上げは新宿とか渋谷だと思い込んでいた自分を反省。楽しいことは思いがけないところにあるのだ。